ビットの海

ゆるふわソフトウェアエンジニアしゃぜのブログ

子育てソフトウェアエンジニアのワークとライフ

この記事は子育てエンジニア Advent Calendar 2019の9日目です。

はじめに

一言で言ってしまうと「子どもは本当にかわいいんだけど、自分の時間がとれなくてつらい、でもなんとかがんばっている」です。 この記事は、子どもが生まれる前の自分に伝える気持ちで、つらつら書いてみます。

家族構成

  • 俺(35歳)、新卒でIT業界に入ったのでなんやかんやで13年も仕事してる、怖いですねー。転職は2回ぐらいしています。ソフトウェアエンジニア(データエンジニア)です。
  • 妻、IT企業勤務(デザイナ)
  • 息子(2歳)、保育園

子どもが生まれるまでの生活

プライベートと仕事を分離するという感覚があまりなく、例えば

  • SEやってたときは、自宅にBrocadeのFCスイッチとか、Ciscoのスイッチとか、ESXi環境など一式用意して、夜通し自宅で検証してからそのまま出張して客先で作業するとか。
  • Webサービスの開発やってたときは、土日も仕事する前提でプロジェクトの帳尻をあわせるとか。言語とフレームワークのバージョンアップみたいな工数取りにくいやつを残業分でやってしまうとか。
  • よくわからないけど、飲んだり飲んだり飲んだりとか。

割とそんな生活をしていました。ワークライフバランスとかなにそれって感じで、ワークとライフと酒が渾然一体となっていた感じです。これをつらいと思ったこともあまりなく、ずっと趣味の延長で仕事をしていました。

転機、子どもが生まれる

2017年、息子誕生、想像以上に生活が激変するのでした。

山のような家事育児

子どもがいる(共働きの)生活ってのは、それまでの大人2人の生活に比べて、劇的にやること(家事や育児)が増えます。今の生活だと、平日は、自分の自宅での作業時間を1時間確保できる日は良い方で、それすらも無理な時が多いです(睡眠時間とのトレードオフになる)。

休日は休日で、子どもが元気なときは外で遊ばせる必要があるし、元気がないときは病院に駆け込んだりという仕事があり大変です。(特に家の息子は、風邪やらなにやらでダウンすることが多い)。

この辺、子どもが居ないとどういった家事育児があるのかあんまりイメージしにくいと思うので、家事育児100タスク表 を参考にしてみてください。

このタスク表を実際色塗りしてみたら、半分以上埋まったので、そこそこ家事育児やっていると思います。

できなくなる活動

以下のようなことが全くできなくなったり、時間を割くのが難しくなりました。

  • 勉強会の参加、技術系イベントの参加
  • 技術書を読むこと
  • 趣味のコーディング

ソフトウェアエンジニアという仕事は、一度覚えた知識で一生食えるというものではなく(学生の頃や、新卒の頃身に着けた知識も、今では役に立たないものが多い)、継続的なインプットとアウトプットが必要だと思います。

そんな職業において、学びの時間が捻出できないというのは致命的であり、一時期はかなり絶望的な気持ちになったりもしたのですが、多少の工夫でどうにかこうにか、時間を絞り出しているというのが正直なところです。

学びの時間の捻出に向けて

マインドを変える

学びの時間の捻出に向けて、まず変えたのはマインドで、悲しいけどやりたいことの 選択と集中 をおこないました。 (正直このマインドに変えるまで葛藤はありました)。

なんでもかんでも手を出すと、1つのことにかけるパワーが薄っぺらくなってしまい、何も身につきません。というわけで、自分でいくつかの注力テーマを決めて、そのテーマに沿ったものに時間を投資するというスタイルに変えました。このテーマは四半期とか、半期ぐらいで見直しています。

時間の使い方を変える

仕事の効率的な進め方、みたいなのを改めて真面目に考えるようになりました。タイムマネジメントはまだ自分にあったメソッドを模索中で、うまくいく形が決まってきたらどっかに書いておきたいです。(2019年は手帳を3冊買うなど、未だ迷走している)。

あと、平日の朝夜や、休日の中で、自分の時間を捻出するというのも当然なんですが、圧倒的に業務時間(1日8時間前後)が占めている割合も大きいので、今の自分にとっての適切な学びのある仕事っていうのを考えた結果、今春グループ企業間で異動して仕事を変えたりしました。

諦める

いくつか諦めた(減らした)ものもあります

  • ほぼ毎日やっていた自宅での晩酌(週末飲むか飲まないか、レベルまで減少)
  • 注力テーマに沿わない勉強会の参加(ほぼ参加しない)
  • 飲み会(誘われたもの全部に出席するスタンスは諦めた)
  • 金と時間を使う趣味全般

今後の課題

時間捻出テクニックの追求

家事における、自動化(便利家電の導入)みたいなのはまだまだ改善の余地があって、順次やっていきたいなと思っています。でも、便利家電高い...。 また、シッターさんも、病児保育などでは利用していますが、自分の時間捻出のためにお願いすることがあっても良いかなと思っています。これも、札束が飛んでいくけど...。

あと、近々の課題として、通勤時間(往復2.5時間程度)をどうにか有意義にできないか模索中です。むずい。

長い時間を投資しないといけない分野への対応

こういうことをやっていくと、細切れの時間は多少確保できるようになりますが、問題はガッツリ時間をとってやりたいことは相変わらずできないということです。1,2日であれば、夫婦の調整であったり、外部の協力を得るなどでどうにかなりますが、それ以上となってくると根本的に難しいです。これは本当に答えがないです。

それでもなお

子どもは0歳、1歳、2歳とどんどん可愛さが増していきます。楽ではないですが、育児(子どもとの生活)は楽しいです。 また、周囲の助けも本当にありがたいです。 そもそも今の職場は時間の融通が相当きくので、それでなんとかなってる面も大きいです。

おわりに

「子どもは本当にかわいいんだけど、自分の時間がとれなくてつらい、でもなんとかがんばっている」でした。

楽しいことも、しんどいことも多いですが、日々悪あがきをしています。

今日も持ち場でがんばります 💪