この記事は 子育てエンジニア Advent Calendar 2020 の 7日目です。
はじめに
- コロナ渦での働き方、みたいな話は世に溢れていると思うのでしません。
- 子育てエンジニアも、自分のモチベーションを大切にして、学びを続けるための自分の工夫について書いてみます。
昨年からのアップデート
^ は2019年の記事です
- 家族構成のアップデート
- 子どもが+1したので、3歳(♂)と0歳(♀)の2児の父となりました 🎉
- 夫婦、子ども2人の4人家族です。
- 私(36歳)、新卒でIT業界に入ったのでなんやかんやで14年も仕事してる、転職は2回ぐらいしています。いまはEdtech企業でデータエンジニアをしています。
- 働き方のアップデート
- 例によって、ほぼフルリモート生活になりました。
- 都内オフィスに行く頻度は月1回あるかないか、というレベルです。
- 自宅の片隅に作業スペースをつくってひっそりと仕事をしています。
子育てソフトウェアエンジニアあるある
子どもがいると、人生の主役の交代、そこまで言わなくても生活の中心が子どもになりがちだと思います。
必然、自分の学びというのは後回しになりがちです。
とはいえ、日進月歩のIT業界
この10年で、仕事の仕方(使っている技術、文化)は大きく変わってきましたし、この先の10年も大きく変わっていくことでしょう。
自分が新卒だった時代にトレンディだった技術は枯れたり、使われなくなったりしていて(もちろん変わらないものも多くありますが)、「ふつうに仕事をする」これだけでも常に知識のアップデートが必要だなと感じことが多いです。
(ここでいう「ふつう」は 「世の中的なスタンダードな技術や知識」を指します)
また、インターネットの高速道路を通った優秀な若者は、30代/40代よりも現在の環境にうまく適応できることが多いように思います。
そういったとき、10年選手は「経験がある」「昔学んだ」だけでは、おそらく日々の仕事すら難しいでしょう。やはりエンジニアとしての継続的な学びが必要だと感じます。
学びの方法論
方法論は世にいくらでもあると思うので、個人的にやっていることについて簡単に書きます。
まず、学びたいと思っているテーマを書き出してみます。その中で、仕事で短期的に必要なこと、仕事で短期的には必要ではないことに分けてみます。
仕事で短期的に必要なこと、は、あまり工夫をしなくてもインプットが捗ると思います。これは、仕事というアウトプットの機会、仕事というモチベーションの後押しがあるからです。
(逆説的ですが、学びたいと思っている分野があるのであれば、それを仕事にしてしまうのが手っ取り早いです。もちろん、それが難しいケースも多いですが)
問題は、仕事で短期的に必要ではないが、長期的に自分の好奇心やキャリアのために学びたいと思っていること、これが意識的に工夫をしないと学びが進まない領域だと思います。
失敗したこと
ここ数年を振り返って失敗したと思っているが、学ぶことの取捨選択のやり方、です。
子育てエンジニアは時間が無いので、どうしても学ぶことの取捨選択を強いられます。去年の記事にもそのようなことを書いたのですが、この取捨選択のやり方で失敗したと感じることがありました。
自分の好奇心よりも、世の中のトレンドとしてやるべき、とか、一般的に考えてやるべき、みたいな外部環境的なモチベーションのものを「やることリスト」の上の方にもってきてしまいました。
この結果起こったことは、単純な学びの停滞でした(笑)
時間が無いのはどうしようもないのですが、そもそものモチベーションを殺してしまっては何にもならないのですね。
どうしても外部環境的なモチベーションを、内部的なモチベーションにつなげたいときには、テーマ同士を融合できないか、頭を悩ませることもあります。
苦手なことの学び
学びが進まない分野があるかと思います。
そういった分野は(自分にとっては数学なんですが、笑)切り口を変えてみる努力をしています。
例えば、入門書を読んでもわからないとしたら、別の入門書を読んで見る、雑誌の特集(読みやすい)を読んで見る、などです。また、分野によっては、Youtubeで良質なコンテンツもあったりするので、概要を掴むのに重宝しています。
学びでうまくいったこと
コロナでの在宅勤務により、狭いながら自宅での作業スペースを用意することになりました。
これによって、以前よりも学びのペースが確実に上がったと感じます。
これはコロナによる嬉しい誤算でした。自宅で作業できるスペースは本当に大切です。
他人と比べない
子育て中はなかなか自分の学びの時間を取るのが難しいと思います(自分も上の子が0歳のときは、正直何もできていませんでした)。
ペースがつかめてくると、どうにかこうにか、深夜や早朝など時間を確保できるようになる、という感じだと思います。
人と比べると辛くなるだけなので、昨日の自分、去年の自分との差分で、変化を見ていったほうがモチベーションを殺すこと無く継続できると思います。
まとめ
- 子育てエンジニアにとっても継続的な学びは大切だと思います。
- 学ぶテーマは自分の好奇心を大事にしたほうが継続的な学びにつながりやすいです。
- 他人と比べず、過去の自分と比較するようにして、自分のモチベーションを殺さないように工夫してがんばっていきましょう。
学び方で参考になった本
各方法論は各書籍を読んでいただいたほうが良いと思います。
- やることリストのつくり方の参考
- エンジニアの学びかたの参考に
- キャリアと学びの2つの変数を融合させたいときの参考