ビットの海

ゆるふわソフトウェアエンジニアしゃぜのブログ

エンジニア35歳定年説を過ぎて36歳になって思うこと

はじめに

  • 10年前の2011年1月(当時26歳)にはじめての転職をしたんだけど、それから10年かーとしんみりしてしまった。
  • 初めての転職のときに、今何を考えているか、のブログを書いていて(現在非公開)10年後の46歳のときに振り返りしたら面白そうだなと思って書いてみる。
  • 別に36歳で転職するって話ではない。
  • 具体的な技術の話は出てきません 。

  • 2007年に新卒でSEになり、数社を転々としてまだソフトウェアエンジニアをしている
  • 子供が2人(3歳と0歳)
  • インフラやったり、開発やったり、プロマネやったり、データ周りやったり中途半端なキャリアとスキル

今考えていること、思うこと

人生の主人公が交代

子どもがいる人だとわかると思うけど、子どもがいると人生の主人公が交代していく感覚がある。将来ある子どもを差し置いて、自分のために投資するのがだんだん非合理に思えてくる(今の時点ではそこまでではないけど薄々)。

とはいえ、同級生で早く結婚して子どもがでかくなった友人曰く「10歳でかなり自立した(例:親と買い物とか行かなくなった)」って話なので、10年ぐらい子育てしたらまた違う景色が見えていそう。なので、過度に自分を殺しすぎずなんとか10年を過ごしたい。

40歳がリアルに見える

22歳で社会人になって30歳の状態みたいなのがまったく見えなかったけど、26歳になると(なれるかはともかく)理想の30歳時点の自分みたいなのがぼんやり定義できるようになった。

で、30歳のときは40歳を想像できなくて、キャリアも多少迷走感があったんだけど、35歳すぎると、40歳がリアルになってくる。他の人はわからないけど、自分は5年後ぐらいになるとリアリティが出てくるらしい。介護保険料の徴収開始やだな、とかも思っている。

なので、50歳の自分はまったく想像できない。親の介護問題に悩んでいるのかもしれない。

いきのこれるのか

手を動かすのを辞めなければ(あと健康であれば)エンジニアで食っていく、という最低ラインはなんとかなるかなと楽観的。とはいえ、最低ライン以上のスペシャリティを持った存在になれる(それを維持できるか)は見通せない。

周りと見渡すとエンジニアを卒業してしまった同年代も多いし、景気変動はあるし、若い人が知の高速道路を通ってやってくる。

強い専門分野が無いのが本当に致命的だなと思っている今日このごろ。

今はとりあえず40歳前後までエンジニア行けるところまで行こうかなと。

他の仕事もできないので、広い意味でIT業界/IT関連職種でなにかやっているんだろうなとは思う。

スキルのアンラーニング

新卒の頃一番やってたのは、OSとVMwareとハードウェア(サーバ・ストレージ・ネットワーク)周りのインテグレーションで、クラウド全盛の時代、このあたりの知識を活かすポジションはどんどんなくなっているし、キャリアチェンジしたのもあってもう10年ぐらいこういう基盤触っていない。

(例えば、とあるベンダーのSANストレージとLinuxのDevice mapper multipath の設定で悩んだ経験とかもう一生知識の引き出しからは出さないと思う)

パタヘネみたいな計算機の仕組みとかCとかTCP/IPみたいな枯れたものはともかく、ちょっとした製品知識、クラウドの知識、プログラミング言語知識、フレームワーク知識みたいなのは、速攻で陳腐化する運命なので、絶えず気合でアンラーニングするという気持ちでいれば食えるぐらいのスキルはなんとかなるかなと。単に食える以上となると難しいんだけど。

根本的には大学院とか行って、がっつりインプットしたい気持ちはあるけど、子どもとの兼ね合いになってくる。

健康

健康を気にするって時点で、オッサン化したなって気はする。幸い今の段階で持病等はない。1つあるとすれば、代謝が落ちてるせいか太りやすいのと運動不足な点。

40前後で1回ガッツリ人間ドック行ったほうがいいかなとは思っている。

20代は死ぬほど残業してたけど、もうあんな生活はできない。

遠い将来

人生をかけてxxを実現したい、みたいな大目標はまったく無いので、中目標、小目標を適時設定して日々それを達成して楽しく過ごしたい。

急成長スタートアップを立ち上げて〜みたいな志向もまったくないんだけど、人生のどこからスモールビジネス(開業)はやってみたいなとは思っている。