ビットの海

ゆるふわソフトウェアエンジニアしゃぜのブログ

Quipper Japan の 思い出

これはなに

Quipper Japanというなくなってしまったが、素晴らしい組織/企業を懐かしむ独り言です。

(インターネット上から Quipper という文字列が消えてきたので、少しでも残したいなと思って書きました)

あなたはなに

リクルートからの出向で、2019年4月〜2021年9月の2年半ほどQuipperに所属したイチ元社員です(すでに退職済)。

最終的にQuipper Japan の事業と人材は2021年9月末にリクルートに吸収されたので、Quipper 最後の2年半所属したということになるかと思います。

(Japanの事業はリクルートに吸収されましたが、フィリピンとインドネシアは新たにQuipperの現地法人が設立されて、事業を継続しています)

Quipper って

web.archive.org

www.recruit.co.jp

渡辺雅之氏(元DeNA創業メンバー)が、2010年に創業した、グローバルをターゲットにした、Edtechプラットフォームを提供する企業が、Quipper でした。

いろいろ端折りますが、2015年にリクルートに買収され、日本の事業については、リクルートスタディサプリ(当初は受験サプリ)とインテグレーションされました。

2019年当時の体制としては、Quipper Japan で、Quipper 社員と、リクルートから出向したメンバーで、スタディサプリの開発をしていました。

当時はフィリピン、インドネシア、メキシコ、日本で主に事業展開していました。

Quipper の素晴らしかった点

良い企業文化

5つの指針として、

  • UserFirst
  • Diversity
  • Ownership
  • Fact-Based
  • Growth

があり、どれも日常的に意識され、組織運営されていたと思います。

こういったスローガンが日々の業務にきちんと落ちているのが素晴らしいと感じました。

あと、言語化が難しいのですが、ファウンダーの方々の思い(世界の果てまで、最高のまなびを届けよう)を感じることができる環境でした。

良い開発組織

入社して最初に感銘を受けたのが、開発環境です。

blog.studysapuri.jp

いろいろSRE中心に整備されていたのですが、Monorepo で Pull-Request を作成すると、pr-xxx という k8s の namespace が作成され、各マイクロサービスが立ち上がった状態で、テスト環境が生成されるのには非常に感銘を受けました。

codezine.jp

開発組織の力が一番顕在化したのが、上記のコロナ対応だったと思います(自分はjoinした直後でほぼ貢献してませんが...)。

また、Slack / GitHub / Google の User Nameを統一することで、リモート時代でも大変仕事がしやすかったことを記憶しています(github-management という社内の仕組みがありました)。

社内の仕組みだけではなく、開発に必要な SaaS プロダクトも一通り使うことができたのも便利でした。

おまえは何をやっていたのか

会社のブログに書いた話でいうとこのへんですかね

Cloud Dataflow で実現する柔軟なデータパイプライン - スタディサプリ Product Team Blog

Cloud Composer(Airflow)で分析者向けBigQuery SQL実行基盤をつくりました - スタディサプリ Product Team Blog

Quipper/スタディサプリの素晴らしい人々と仕事ができたことは自分の財産になっています。

さいごに

Quipper ありがとう!